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「NISHIKAWANAの家」
設計概要
当該敷地は北側に崖を生ずる土地であり建築基準法及び生活の安全を確保する事から幾つかの対応策を講ずる必要がある。
依頼を受けたクライアントからの要求はコストをかけずシンプルかつデザインも疎かにしない計画が求められた。
用途は住宅だがその利用形態は別荘というカテゴリーとなるだろう。その為景観を重視しつつ開放的だが防犯性能も担保するというのがリクエストだ。一見相反した性能のようだが建築設計においては頻繁に依頼されるリクエストの一つでもある。
コンセプトはジャンル分けすると「ジャパニーズモダン」畳をベースに木の素材を感じる事ができる様シンプルに装った。
プランニングにおいては必要以上に間仕切る事をせず建具を開閉させる事で室と室を繋げたり切離したりとフレキシブルな計画とした。
当該敷地の地盤は地表20㎝から岩盤が露出した為基礎工事は難航したが、掘削した岩盤を砕き細かくし庭の砂利替わりに再利用することで外構費用に配慮しつつ岩盤という珍しい素材が訪れる人を楽しませてくれる趣となった。(アプローチ部分)
Wooden framework building and its construction method