■ペットだってココロの落ち着く居場所が必要です。
犬たちは、リビングや寝室などに、家族の一員と感じられる場所があると安心します。心地よい居場所として「ペットのスペース」を、人とコミュニケーションの取りやすい場所に計画してあげます。三方を囲まれた天井の低い場所を与えてしつければ、怒られた時に逃げ込んだり、不安な時に落ち着くスペースとなります。
■ペットの習性を理解して、ストレスのたまらない環境に。
見晴らしの良いバルコニー。周囲が見渡せる環境は、犬にとっては警戒すべきテリトリーを増やすことになり、無駄吠えなどの問題行動をおこす場合もあります。いつも人と一緒に居ることや、来客なども時にはストレスの原因となります。
■人の居場所とペットの居場所区別しましょう。
人とペットたちが気持ちよく共存していくためには、おたがいの「専有」と「共有」のスペースのメリハリをつけましょう。ペットたちも入ってはいけない場所を覚えることで人から叱られるストレスを軽減できます。「ペットゲート」や「ペットフェンス」などはペットによってわかりやすい空間づくりをサポートします。
ペットと「安全」で「健康」に暮らすためには、犬や猫という人と言語が違う相手に共通の「言葉」と「ルール」を知ってもらうこと=「しつけ」が必要です。住空間では犬や猫にとっても空間の違いがわかりやすい住まいにすることが第一です。犬は種類によって大きく異なる体格や特性を、猫は個性を考慮しましょう。
■アレルギーの原因、ハウスダストなどにもペットの目線で。
ペットたちが暮らす環境は、人間のヒザより下。床上50cmくらいの空気環境が良質になるように、充分な配慮が必要です。アレルギーの原因となるハウスダストなどが溜まらない家具配置や、通風計画がポイントとなります。
■静かで、室温23℃、温度50%が理想環境です。
犬たちは暑さに弱く体温調節が苦手。夏場は、玄関のタタキなど風通しの良い涼しい場所を好みます。タイル貼りの床なども大好きです。冬場、寒いからといって床暖房はいりません。暑くなりすぎて体調を崩してしまうことがあります。適切な断熱施工を施すことで、ペットたちにも快適な室内環境を実現します。
■人とペットの高齢化に配慮した住空間を。
ペットも加齢により、筋力や視力が衰えます。ペットが歩く高さに壁からの突出物は設けない、段差がある箇所は、素材を変えるなどの工夫が有効です。また、トイレまでが離れている場合はフットライト等を設置してあげるとよいでしょう。こうした工夫はご家族の高齢化にとってもやさしい配慮になります。
■チワワ
機敏性が高く活発にじゃれてきますが、衝撃に弱く大ケガになりやすく、衝突や落下には十分注意が必要。脱臼も多いので床の材質に配慮を。愛玩用として甘やかされることで、攻撃的になりやすいため、過保護は禁物です。
■ミニチュア・ダックスフンド
追い鳴きして獲物を追い出すように特徴づけされているため、よく吠え声もかなり大きい。動くモノに機敏に反応するので、視界を遮ることでテリトリーを制御したり、外部からの音を遮るように心がけて。
■ウェルッシュ・コーギー
ダックスと同じ胴長短足で、腰や関節のトラブルを起こしやすい。たいへん運動量が多いので、床のすべり防止対策が重要に。抜け毛が多く、体臭もあるため、掃除のしやすさとニオイ対策にも配慮します。
■ラブラドール・レトリーバー
非常に友好的な性格で甘えっ子でもあるので、ハウスは家族の団らんから離さないように。盲導犬のおとなしいイメージがありますが、実際はとても活発。家具の転倒防止などのイタズラ対策が必要です。
Case1
「空間の有効活用「ネコの散歩道」
天井付近に板をしつらえてネコの散歩道「キャットウォーク」に。吹抜けがある場合はその開放的な空間を生かし、梁状のキャットウォークにする方法もあります。さらに、ネコが階段のように昇り降りできる「ネコ棚」を設ければ、キャットウォークとあわせてテリトリーが立体的に広がり、運動不足やストレス解消にもなります。
「人も犬にも快適な中庭」 「犬も一緒に上がれる土間を計画に組み込む」 「ペットのための内装材を考える」 「ペットの世話がしやすい設備機器の導入」等さまざまな要望にフレキシブルに対応します。
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